「家が欲しい!」住宅ローン申し込みまでの手順(流れ)
作成日:2019/07/12
前回の家を買う手順(流れ)の続きで、住宅ローンって、どういう手順で申し込めばいいかわからない! という方の為に、住宅ローンの申し込みまでの流れを簡単にまとめてみました。
住宅ローン申し込みまでの手順のもくじ
1.住宅ローンの流れ
住宅の購入の流れと平行に住宅ローンの流れがわかるように表にしてみました。
黄色の丸の部分が同じ時期になります。
住宅ローンの申し込み流れ
2.情報収集
住宅ローンの情報を集める前に、種類を把握しておきましょう。
住宅ローンの種類は、大きく分けて2種類
- 銀行
- 信用金庫
- 労働金庫
- 生命保険会社
- 信販会社
- 住宅ローン専門会社
- 財形住宅融資
- フラット35(住宅金融支援機構融資)
財形住宅融資は、財形貯蓄をされている方が申込みできる住宅ローンです。
フラット35は、銀行や信用金庫で申し込み、住宅金融支援機構の融資による住宅ローンです。
住宅ローンの金利のタイプは、3種類
1.固定金利型
最初に金利が固定されるので、返済終了まで金利が同じになります。
返済額も一定で、将来景気が良くなり、金利上昇した場合でも、申し込み時の金利のままなので、安心です。
2.変動金利型
半年ごとに金利見直しが行われ、5年ごと返済額の見直しも行われます。
返済額が急上昇してしまうと大変なので、見直し前の返済額の1.25倍以上は上昇しないようになっています。
固定金利型より金利が低めになっていますが、金利上昇のリスクがありますので注意してください。
3.固定期間選択型
3年間、5年間、10年間などの期間中は固定金利で、以降は、変動金利に切り替わります。(固定金利を選択できる場合もあります)
返済額上昇幅制限が無い為、大幅上昇の可能性があります。
住宅ローンの返済方法は、2種類
1.元利均等返済方法
毎月の支払を一定の金額にした方法で、支払いの計画が立てやすいです。
最初の方は、利息支払いが多く、元金の支払いが少ない為、支払総額は、元利均等返済の方が多くなります。
2.元金均等返済方法
毎月の支払いは、最初は支払いが多く、終りに向かうほど少なくなります。
元金の支払いが一定で、利息が変わっていきます。支払総額は、元金均等返済の方が少ないです。元金の返済が早く進めることが出来ますが、取り扱いしていない金融機関もありますので、検討する際は確認しておきましょう。
情報収集・検討
上記住宅ローンの種類、内容を把握したうえで、各種住宅ローンの資料を集めます。
不動産の業者さんも銀行提携で住宅ローンを取り扱っていて、金利優遇などの有利な条件が付くものもあります。
情報収集して、よさそうな住宅ローンがありましたら、住宅ローンのシミュレーションをやりましょう。
住宅ローンのシミュレーションするwebページが沢山あり、webページにて簡単に計算することが出来ます。
住宅ローンの借入可能額、現在の金利の情報を元に、ローンの返済額の試算をシミュレーションして、毎月どの位の支払いになるのか計算してみてください。
シミュレーションで月々の返済金額がでましたら、月々の返済金額÷月々の収入で計算して30%以下の範囲でローンを組むようにしょう!
出来れば、20%以下のゆとりある返済になるようにし、30%を超える余裕のない返済はやめておきましょう。
3.事前審査
住宅ローンの事前審査(仮審査)は、あらかじめ審査をしてもらい、購入申し込みをする前に判定してもらいます。
審査条件は、色々細かくありますが、おもに、
- 年齢
- 完済時の年齢が高くなればなるほど不利になります。
- 健康状態
- 住宅ローン申し込む前提として、団体信用生命保険の加入が必要なので、病気によっては不可になる場合があります。
- 年収
- 返済比率(月々の返済金額÷月々の収入)が大きいほど不可になります。夫婦共働きの場合は、収入合算(ペアローン)を組む方法もあります。
- 負債
- 他のローン(車など)がある場合も不可になる可能性が高いです。
4.申し込み
売買契約時に住宅ローンの申し込みを行います。
住宅ローンの申し込みに必要なものは、住民票、印鑑証明、実印、本人確認書類、収入を証明する資料(源泉徴収票、確定申告書)、預金通帳(残高確認)など
5.融資の審査・決定
住宅ローンを申し込むと、本審査に入っていき、事前審査より詳細にチェックします。
事前審査との差異が無ければ、問題なく通ると思いますが、中には、差異があり審査が通らない方もおられます。
6.ローン契約
住宅ローンの正式な呼び方は、『金銭消費貸借契約兼抵当権設定契約』といいます。
本審査が通れば、いよいよ住宅ローンの契約です。
契約と同時に、担保として、物件に抵当権の設定を行います。
7.融資実行
ローン契約後、残金決済を行うため、住宅ローン申し込んだ所から不動産会社にお金を振り込みます。
8.確定申告(控除申請)
住宅ローン控除をしてもらうために、翌年の確定申告を行う必要があります。
確定申告で手続きすれば、以降年末調整にて控除することが出来ます。
必要な書類は、
- 税務署又は、国税庁のwebページより
- 確定申告書の用紙(Aの用紙)、住宅借入金等特別控除額の計算明細書
- 勤務先の会社より
- 源泉徴収票
- 住宅ローンを借りた金融機関より郵送される
- 住宅ローンの借入金残高証明書
- 購入時に不動産業者より
- 土地・建物の登記簿謄本、売買契約書又は、建築請負契約書
- 市町村役場等より
- 本人の確認書類(マイナンバーカード、マイナンバー通知カード、マイナンバーが記載されている住民票のいずれかと、運転免許証やパスポートなどの本人が確認できるもの)