お家を建てる【1:地盤調査・地盤改良編】
作成日:2020/07/20
- 家を建てる前には、地盤調査が必要です。
軟弱地盤だった場合、そのまま家を建てて傾いてしまうと大変!
軟弱地盤だった場合は、地盤の状況に合わせた形での地盤改良を行って、傾かない安心して暮らせるお家を建てましょう。
地盤調査編・地盤改良編メニュー
地盤調査
地盤調査には、さまざまな方法があり、状況によって調査方法を変える場合がありますが、主に、スウェーデン式サウンディング試験で調査を行っています。
先端にスクリューの付いたロッドにおもりを付け、回転しながら地面を掘っていく。
スムーズに,ロッドが沈んでいった場合は、地盤が柔らかく、沈みにくくなったら、おもりの負荷を上げていき、どのぐらいの深さに良好地盤があるのか判断します。
先端にスクリューの付いたロッドにおもりを付け、回転しながら地面を掘っていく。
スムーズに,ロッドが沈んでいった場合は、地盤が柔らかく、沈みにくくなったら、おもりの負荷を上げていき、どのぐらいの深さに良好地盤があるのか判断します。
- ①良好地盤の上に軟弱地盤があるとします。
- ②調査機械のロッドにおもりを付けロッドを回転させます。
- ③ロッドが回転することにより軟弱地盤に沈んでいきます。
- ④ロッドが軟弱地盤の所を沈んでいく。
- ⑤良好地盤になったところは固く、ロッドが沈んでいかなくなり、おもりの負荷を増やしていきます。一定の負荷をかけてもロッドが沈まなくなったところは、良好地盤という判断が出来ます。
- 地盤調査作業風景1
- 地盤調査作業風景2
調査は、複数個所(主に4隅と中央)を調べて、最適な地盤改良を選択します。
- ①深くまで良好地盤の場合は、地盤改良しません。
- ②軟弱地盤だった場合、深さや地質を調査して、最適な地盤改良を行います。
- ③良好地盤があり、その下に軟弱地盤がある場合は、しっかり調査をして、判断する必要がある。
- 地盤調査を行ったあと、軟弱地盤があった場合
- ・表層改良工法は、軟弱地盤が2m未満
- ・柱状改良工法は、軟弱地盤が2~8mの時
- ・鋼管杭工法は、軟弱地盤が8m以上の時
表層改良工法
- ①軟弱地盤が2m未満の場合
- ②軟弱地盤を掘る。
- ③改良深度まで掘って、そこを均一にする。
- ④掘り起こした土にセメント系固化剤を加え混ぜる。重機を使って、ムラなく撹拌する。
- ⑤ローラーを使って締め固めをし、表面を平らにする。規模により、重機で締め固めする場合もあります。
- ⑥複数回に分けて繰り返します。掘り起こした土にセメント系固化剤を加え混ぜる。重機を使って、ムラなく撹拌する。
- ⑦複数回に分けて繰り返します。ローラーを使って締め固めをし、表面を平らにする。
- ⑧掘り起こした土にセメント系固化剤を加え混ぜる。重機を使って、ムラなく撹拌する。
- ⑨ローラーを使って締め固めをし、表面を平らにする。
- ⑩表層改良が完成
- ⑪基礎工事をします。
- ⑫お家が完成!
柱状改良工法
柱状改良工事には、乾式と湿式があります。
地下水が高い場合などの土壌の条件により、湿式をする場合がある。
地下水が高い場合などの土壌の条件により、湿式をする場合がある。
柱状改良工法(乾式)
- ①軟弱地盤が2~8mの場合
- ②らせん状の機械にて、掘削していく。
- ③掘削していく。
- ④掘削していく。
- ⑤良好地盤まで掘削する。
- ⑥セメント系固化剤にて、根固めをする。
- ⑦掘り出した土とセメント系固化剤を混合し撹拌・締め固めをする。複数回に分け繰り返す。
- ⑧最後に天端仕上げをする。
- ⑨必要本数の柱を作成。
- ⑩基礎工事をします。
- ⑪お家が完成!
- 乾式工事風景
- 乾式の杭完成
柱状改良工法(湿式)
- ①軟弱地盤が2~8mの場合
- ②掘削していく。
- ③掘削していく。
- ④一定の高さまで掘削していく。
- ⑤掘削しながら、セメント系固化剤圧送し、撹拌しながら予定の深さまで行う。
- ⑥上部の方も固化剤圧送しながら撹拌していく。
- ⑦繰り返す。
- ⑧上までできたら、天端仕上げをする。
- ⑨必要本数の柱を作成。
- ⑩基礎工事をする。
- ⑪お家が完成!
- 乾式工事風景
- 乾式の杭完成
鋼管杭工法
- ①軟弱地盤が8m以上の場合
- ②鋼管パイルを回転しながら入れていきます。
- ③繰り返し、回転しながら注入します。
- ④繰り返し、回転しながら注入します。
- ⑤予定の深さまで注入。
- ⑥必要本数の柱を注入。
- ⑦基礎工事をする。
- ⑧お家が完成!
- 鋼管工事風景
- 鋼管の杭完成
あとがき
地盤調査をきっちりして、適した地盤改良をすることにより、安心して暮らせるお家になります。
当社にて、建築施工した新築一戸建ての基礎(部分)については、10年保証が付いています。
10年保証が付くためには、地盤調査と地盤改良と基礎工事が、厳しい検査基準に合格することによって、保証を受けることが出来ます。
当社にて、建築施工した新築一戸建ての基礎(部分)については、10年保証が付いています。
10年保証が付くためには、地盤調査と地盤改良と基礎工事が、厳しい検査基準に合格することによって、保証を受けることが出来ます。